ピアノを弾いてみたいけど、楽譜が読めない…今から始めても遅いかな…と思っている方
トツカピアノメソッドは戸塚亮一氏によって考案された、楽譜が全く読めなくても数字符を用いることにより"憧れの曲"を演奏することが出来る画期的なピアノ演奏法です。
"ピアノで遊ぶ"、"楽しく弾く"、新しいピアノ演奏をこの数字奏法譜で! 初心者の方に最適。必ず30分で両手で弾けます。
【曲目】
- 家路
- エリーゼのために
- エデンの東
- 黒い瞳
- 禁じられた遊び
- レット・イット・ビー
- 月の砂漠
- きよしこの夜
トツカ・ピアノ・メソッド(以下TPM)とは
楽譜が読めなくても憧れの曲を演奏することが出来る、新しい時代のピアノ教材が戸塚亮一氏によって考案されました。それが「数字奏法譜」です。
この画期的な教材を原点として、クラシックからポップスまで、芸術的な演奏が出来る本当のピアノレッスンのあり方や演奏法を追求し、教室やセミナーを展開しているのがTPMです。
トツカ・ピアノ・メソッドの必然性と必要性
創案者 戸塚 亮一
私が、 このメソッドを創案しました理由は、まず次のような事実に起因いたします。
ものの本によれば、バッハもベートーベンもショパンも、ピアノの即興演奏で評判をとったと言われますが、日本の所謂ピアニストといわれる方で、演奏会において即興演奏を入れる人はほとんどいません。
そういえば、26年以上ドイツに住んでみて、しかも楽器の販売を業とする関係上、身の回りに鍵盤楽器を弾ける人は実に沢山いますが、特にポピュラー曲について楽譜を見ながら演奏している光景には、あまりお目にかかったことがありません。
今でも、ドイツの教会では、バッハの曲が弾かれるとしても、アドリブは入るし即興演奏を入れる奏者も多くおります。もう少し考えると、幼児は文法を知らなくても、声(ことば)や身ぶりを使い、楽しくコミュニケーションしています。このことからは、楽譜という一定の規則に捉われることなく鍵盤上演奏を楽しみながら、どんどんうまくなる方法に関心をもちました。
このメソッドでは、カッコウよく人前で弾けるレベルに半年もあれば達するのです。どうしてでしょう? それはピアノを演奏することを本質に遡って探求し、数字奏法譜®や鍵盤に接した譜面台®を発明したからです。
そして、さらに私自身の”ごまかし演奏”を振り返ってみると、その進歩の過程は、すべて理にかなっていることばかりでした。私がピアノ演奏に関してレッスンを受けた経験もなく、素人であるが故に、これからピアノを始めようという方の苦労や、マスターできないリズム感や読譜力、レッスンがつまらなく、続かない理由についてはよくわかります。
一方、大人の入門書や入門用楽譜、子供を生き生きさせるレッスン方法、CDによるレッスン方法等を読んで試してみました。大変申し訳ございませんが、95%以上、本質的な最も大切なところを見落としておられます。
つまり、楽譜を鍵盤に置き換えるのではなく、あなたの頭の中にある音楽を鍵盤を使って音として実現していくことが音楽することだ、ということにに気がついていない、ということです。では、知らない曲や頭の中に音楽のない人は?・・・答えは簡単! まずその曲やいろんな曲を聴くことから始めるべきです。このメソッドでは、”楽しくてしょうがない!”うちにどんどん上達していきます。こんな簡単、容易でしかも音楽は耳の芸術という本質的なことに気がつかないのでしょう。子供さんについても、このメソッドによれば全く異なったタイプのピアノ演奏家が育つこと請け合いです。
日本のピアノ教育がおかしいといわれてから、20年にもなるでしょうか。この数字的奏法譜から始まる当メソッドは、音楽の始祖ピタゴラスから哲学、美学的考察のもとに、日本の音楽事情を画期的に改革いたします。
繁務に追われ、このメソッドに着手できなかった私を支えてくれたのは、当メソッド理事、歌枕さん以下スタッフの方々であります。また現在講師をされている諸嬢にもいろいろ示唆していただきました。
もちろん、桐朋学園大学の蒔田教授の評価が、このメソッドを世に出すに足る、というきっかけを作ってくださいました。その意味では最高のエネルギー源でもあり、感謝にたえません。また、改訂版や第2編、コンセプトの出版などに際してお力添え下さいました方々に、あわせて深くお礼を申し上げます